愛染堂市
『あっ!ここも・・・ここも・・・これも?』


注意深く体をなぞると、ペンキ屋の体には無数の傷跡が刻まれていた。


「くすぐってぇ・・なぁ」


『死にそうになった事ある?』


「・・・死にかけた事は何度もあるさ」


『撃たれたの?』


「・・・あぁ」


『何処で?』


「・・・何処でって事もねえな・・・アフリカ、南米・・・」


『えぇっ!!何やってた人?!』


「・・・さぁな」


ペンキ屋は少し悪戯に笑いながら、ジーンズのポケットから、シワクシャの煙草の箱を取り出し火を点けた。


『ちょっとぉ!!最中に煙草吸うなんて失礼じゃない?!』


「お前がお喋り始めたんだろうが?・・・ったく」


『・・・だって』


「だから言ったんだよ・・・無理だって」


『意地でも勃たせるっ!!』


アタシは少し乱暴に、ジーンズのフロントボタンを外し、ジーンズを引っ張る。

ペンキ屋は「痛っ馬鹿」と言いながら、アタシの頭を平手で打つ。

アタシはそんな攻撃に負けずに、片手でバランスを失いながら、必死にジーンズを引き剥がす。

ペンキ屋の下着を露にし、ペンキ屋のアソコを擦る。

ペンキ屋の言う通り何事も無いように、ひっそりとしているソコに、下着の上からキスをする。







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