あなたしかいらない



私は、隼人くんのいる病室に戻ろうと思った。




「……にしても…誰が犯人(←?)なんだろ…?」




まっ…たくと言っていいほど見当がつかない…





私…



バカだしなあ…





千里兄に聞いてみよっかなぁ…





「……あれ?」




そーいえば…




ここ…




どこ?





まっ…迷ったぁぁあ!?





いっ…いい歳して迷子って…





…いいやっ!看護婦さんに聞こう!!



私が看護婦さんに聞こうとしたその時──





「あっれぇ?陽芽じゃねぇか。」









ドクン







この声は…




「昂佑…くん…」







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