あなたしかいらない





「─…あっ!私、今日陽芽ちゃん家の近くのお店でママと待ち合わせしてたんだったぁ!!陽芽ちゃん乗せてって〜!!」




「ん いいよ♪」





「お兄ちゃん、お迎えの車来たら言っといてぇ〜!!」



「オッケー!」





「じゃあねぇお兄ちゃん〜!!」




「じゃあね♪昂佑くん!」




「おぅっ!!また明日な!!」






その後、私と織は、楽しく話しながら家に向かった。




一方、昂佑くんは──…






「なぁ昂佑〜」


昂佑くんの友達は、昂佑くんに話しかけた。



「ん?」




「オレさぁ〜」




「なんだよ」




「お前の妹とその友達さぁ」





「早く言えよ」







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