あなたしかいらない





「織たち……行った…な…」




昂佑くんは、ケータイを取り出した。


メールを打ってるようだ。


内容は…



【まずは誘うのは成功したゼ。あとは放課後のみだな。楽しみだゼ。】



送信して1分もしないうちに返信がきた。


【計画実行だな。オレにもやらせろよ】


昂佑くんは返信した。


【ああ。あと3人くらい誘っていぃゼ。じゃ、1時間目サボるわオレ。じゃな。】



それから返信はなかった。



昂佑くんはフッと笑った。


「今日は楽しくなりそうだぜェ…」




シュボッ



昂佑くんはライターをつけて煙草を吸った。





「どう痛め付けてやろォかなァ…」






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