あなたしかいらない
「じゃあ出欠取りま〜す…」
「よかったねぇっせんせぇに少し遅刻したこと、ばれてないよっ!!」
「うん…先生も遅れてよかったぁ〜(汗)」
「…でも陽芽ちゃんが遅刻するなんて珍しいね?何かあったでしょ。」
…ギクリ…
鋭い…
まぁいいか。どーせ話す予定だったし。
「それがさぁー…」
「コラそこ!おしゃべりしないっ!!」
話しかけたら先生がキッとこっちを睨み付けながら怒鳴った…
いやべつに恐くないし…
「神楽さんが少し体調悪そうだったので、保健室行かないのか話してたんですぅ!!」
ぷーっと頬を膨らませて織は嘘をついた。