あなたしかいらない
6章 HAPPY ENDING!
取り戻した記憶
「んじゃ、隼人くんのところに行こう!」
「ああ」
私と千里兄は、急いで隼人くんのところに向かった。
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いない…
「病院の周辺にはいないな。」
「うん…」
隼人くん
どこにいるんだろ…
「高島が行きそうなところは?」
「…わかんない…」
彼女なのに…こんなのも知らないなんて…
「んじゃ…アイツの友達とかは?」
友達…?
「あ」
「わかったか?」
「隼人くんの…部活の…友達…先輩…とか…?」
織の彼氏…!
「千里兄!今から藤城学園に行こう!」