あなたしかいらない



【隼人side】



俺は、陽芽の家に行こうと思った。


「あ…」


ヤベ


俺、陽芽ん家知んないんだった…


一旦病院に戻るか…



そう思い、俺は病院に引き返した。





─────

────────────



病院の入口に着いた。



っつーか陽芽ん家…及川が教えてくれっかな…


俺は、病院に入ろうとした。



…ん?



俺は、自動ドアのガラス越しに見える人影を見て、驚いた。



陽芽と…及川…?



なんだ

陽芽、ここにいたんじゃん


俺は、病院の中に入った。


「ひ…」


『陽芽』
そう呼ぼうとした時───



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