あなたしかいらない
「わっ…私は、和泉 織っていいます!よろしくお願いします…」
千里兄に挨拶が終わった織は、私のほうに歩いて、耳打ちしてきた。
「陽芽ちゃんのお兄ちゃんさぁ、レベル高いよねぇっ」
へ??
「…織は彼氏いるでしょ…」
「それとこれは別ぅ〜♪」
ホントに調子いいんだから…
「織?」
突然後ろで聞こえた男の人の声。
……誰だろう??
「あっ天條院くん」
ああ!この人が織の彼氏か!
私(とたぶん千里兄)はこう思ったのだった…。
つかデカッッ!!!
190cmくらいあんじゃないの!?
つか織が(女子の中でも)小さいほうだから余計にデカく見えるよ…