あなたしかいらない



「ちょっとくらい…つまみ食いしたっていいだろ?」


「え ちょっ……隼人くんっ!?」


「陽芽が……そんなに綺麗だから悪い。」


『綺麗だから』



「あと……十分だけでいいから……」


「……ん」


そして、アタシは隼人くんに抱き締められた。



私達の日常はいつもこう。


幸せで……幸せで……


本当に……怖いくらいの幸せ。


ずーっと、この幸せが続けばいいな……



< 204 / 216 >

この作品をシェア

pagetop