あなたしかいらない



「私だって…隼人くんのこと好きだもん。…ってゆーのは理由になんないかな?」



隼人くんの胸あたりにおデコをくっつける私。



「今夜だけでもいいから……」



はぁー、とため息をつく隼人くん。


え…私、ため息つくようなこと、言ったっけ?



「わかった。んじゃ、もう寝るか」


「うんっ!」


そして、私達は寝室に行った。






「ねー隼人くん
……手、繋いで寝たい…な」


「陽芽…俺を挑発してんの?」



そう言いながらも、手を繋いでくれた隼人くん。


ほらね

優しいじゃん



そして、私はいつのまにか眠りに就いていた…。




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