あなたしかいらない



高島くんが


私の目の前まで来た──。


ドキン ドキン ドキン…



なんか…



顔真っ赤なのわかるかな…


心臓の音も聞こえちゃうかも?



って思ったら…


目を合わすのができない──。



なんか…


見られてるだけなのに…


すごく恥ずかしい───。



「か…ぐらさん?」



はっ…


何か言わなきゃ…!



「あの……っ!今度の大会、頑張ってください…!」


言うことがなかったから大会のことを言った。



「はい♪ありがとうございます☆だけど今度の大会って4ヶ月後なんだよね(笑)」





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