あなたしかいらない


【陽芽side】


うきゃぁぁああぁあ!!!




予想してたけど…




ドキドキして死にそうだよ〜!!




でも…




なんかすごく幸せ…





「はぁっ…」




キスが終わって



二人の吐息が



重なった。



ファーストキス…だ…



隼人くんと…



キス…しちゃった…。



───まだドキドキしてる……




いや…



隼人くんといるといつもドキドキしてるけど…




いつも以上にドキドキしてるよ……?




隼人くんに…




聞こえちゃいそう…






その時の私の顔は、




絶対真っ赤だったと思う。



「陽芽…」




隼人くんは



私をそっと



抱き寄せた。





ぅわゎゎわ!!!?




「はっ…隼人くん…?」





「ねえ…陽芽…もう一回…キスしていい…?」




隼人くんは、私の耳元で囁いた。





< 70 / 216 >

この作品をシェア

pagetop