あなたしかいらない
【陽芽side】
うきゃぁぁああぁあ!!!
予想してたけど…
ドキドキして死にそうだよ〜!!
でも…
なんかすごく幸せ…
「はぁっ…」
キスが終わって
二人の吐息が
重なった。
ファーストキス…だ…
隼人くんと…
キス…しちゃった…。
───まだドキドキしてる……
いや…
隼人くんといるといつもドキドキしてるけど…
いつも以上にドキドキしてるよ……?
隼人くんに…
聞こえちゃいそう…
その時の私の顔は、
絶対真っ赤だったと思う。
「陽芽…」
隼人くんは
私をそっと
抱き寄せた。
ぅわゎゎわ!!!?
「はっ…隼人くん…?」
「ねえ…陽芽…もう一回…キスしていい…?」
隼人くんは、私の耳元で囁いた。