あなたしかいらない
「俺…昨日会ったばっかだけどさぁ……陽芽のこと…世界一好きだからな…」
隼人くんのドキドキは速くなるばかり。
そして私も───。
これまでにないってくらいにドキドキしてる。
隼人くんがこんな嬉しい言葉をくれるから…
私は隼人くんにだきついた。
「私も…隼人くんのこと、世界一好き…大好き…!」
「陽芽…」
私は、
目をつぶった。
キスすると思ったから──。
━━━バンッ!
……?
なんの…音…?
「隼人くん…今の音ってなんだろう………?」
嫌な
予感が
した。