あなたしかいらない

3つの想い





「そろそろ…落ち着いたか?」




「あっ…うん」




つい…




千里兄の胸の中が心地よくて




眠っちゃいそうになってたかも…




「……ありがと千里兄…」



私は笑顔で言った。




でも…



心の中は笑えてない。




「…無理に笑うなよ」



「わっ!?」



千里兄は、私の頭を撫でた。





全部、千里兄は気づくんだ…。




たぶんまた、顔に出てたんだろうな。





「ありがとう千里兄…。」



私は、心から言った。



「いや…別にオレは…あんまり何もしてないし…」





千里兄…少し日本語おかしくなってるよ(笑


照れてるし(笑



「……ところで陽芽はこれからどうするんだ?」




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