あなたしかいらない
「隼人くんのことを信じて…思い出してもらえるように頑張って…気長に待ってみるよ。」
「……そっか…」
あれ?
千里兄…少し悔しそうな顔してる…
なんでだろう?
「…まあ頑張れよっ!」
まぁいっか!!
「うんっ!」
絶対に隼人くんの記憶を取り戻してみせる!
「……でも…記憶を取り戻すって言ったって、何をすればいいんだろう…」
「思い出の品を高島にみせるとかは?」
思い出の品…
「・・・ない。」
だって出会って2日しか経ってないし…
「もう一度頭かどっかに衝撃を与えてみるとかは?」