緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
1.緊急逮捕
ガチャリ。
そんな音とともに、冷たさとずっしりとした重さが両手首にのしかかった。
…なに、これ?
目の前の光景がいまいち飲み込めない。
私はカフェでイチゴのタルトを食べてただけ。
ちょっと息抜きをしてただけじゃん。
いつもと何も変わらな時間を過ごしてた。
それなのになんで、手錠なんか掛けられてるの?
「あの…」
目の前に立つ、グレーのスーツを着た男性に問いかける。パッと見、20代前半に見える。色白で、丸い瞳。大学生だと言われても頷ける。
彼が、私に手錠をかけた本人。
名前も知らないどころか、会ったことすらない。
「あぁ。
手錠嵌められた理由?」
楽しそうにチェーンに指を絡め、ジャラジャラと金属音を鳴らしている。
その仕草が妙に色っぽく見えるのはどうしてなんだろう。
そんな音とともに、冷たさとずっしりとした重さが両手首にのしかかった。
…なに、これ?
目の前の光景がいまいち飲み込めない。
私はカフェでイチゴのタルトを食べてただけ。
ちょっと息抜きをしてただけじゃん。
いつもと何も変わらな時間を過ごしてた。
それなのになんで、手錠なんか掛けられてるの?
「あの…」
目の前に立つ、グレーのスーツを着た男性に問いかける。パッと見、20代前半に見える。色白で、丸い瞳。大学生だと言われても頷ける。
彼が、私に手錠をかけた本人。
名前も知らないどころか、会ったことすらない。
「あぁ。
手錠嵌められた理由?」
楽しそうにチェーンに指を絡め、ジャラジャラと金属音を鳴らしている。
その仕草が妙に色っぽく見えるのはどうしてなんだろう。
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