緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
8.不穏な気配
1)足音
今日もまた、夜中に着信音が鳴り響く。
すぐに切って、音を消す。
「最近、夜中に携帯鳴ってるでしょ?」
「あ、ごめんなさい。
なんか…、飲み会の誘いが多いんですよ。もう冬ですからね。
どうせ、2次会にしたいから家貸してとかって連絡ですよ。
寝るときは、音きっときますね」
無理に笑顔を作ったせいか、頬が引き攣る。
「友達からならいいんだけど」
嘘を、ついてしまった。
本当は、誰からの着信かなんてわからない。
最近多い、非通知からの着信。決まって寝ようとした頃にかかってくる。
勇気を出して受けてみても、ずっと無言が続くだけ。
正直、不穏な感じがする。
ただの無言電話。
放っておけばそのうちなくなるだろうと思っていたが、それは大きな間違いだった。
あんなことになるなんて、想像もしていなかった。
すぐに切って、音を消す。
「最近、夜中に携帯鳴ってるでしょ?」
「あ、ごめんなさい。
なんか…、飲み会の誘いが多いんですよ。もう冬ですからね。
どうせ、2次会にしたいから家貸してとかって連絡ですよ。
寝るときは、音きっときますね」
無理に笑顔を作ったせいか、頬が引き攣る。
「友達からならいいんだけど」
嘘を、ついてしまった。
本当は、誰からの着信かなんてわからない。
最近多い、非通知からの着信。決まって寝ようとした頃にかかってくる。
勇気を出して受けてみても、ずっと無言が続くだけ。
正直、不穏な感じがする。
ただの無言電話。
放っておけばそのうちなくなるだろうと思っていたが、それは大きな間違いだった。
あんなことになるなんて、想像もしていなかった。