緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
ついついカフェに寄り道をして遅くなってしまった帰りの時間。
とはいえ、まだ出歩いている人も多い時間帯。

駅を降りて、屋敷までの道を歩く。

そこに、いつもとは違う気配を感じた。

誰かの視線を感じる。
駅からしばらく歩いたのに、ずっと後ろから、つけられているような感じがする。

意を決して、勢いよく振り返る。

「…」

あれ。
誰もいない。

まさか、気のせい?
いや、そんなはずは…。
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