緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
夜になっても相変わらずひねくれたままらしい。
その理由を考えていたら、罪悪感も一瞬忘れることができた。
むしろ、償う一歩目として、彼に痛み止めを飲んでもらわなければならない。
そう思うと、会いにくいななんて思いもどこかへ行ってしまっていた。
久しぶりに部屋の扉をノックしに向かった。
「失礼します」
「何か用?」
包帯を巻かれた手足。
見てるだけで痛々しい。
これで痛み止めを拒否するなんて、どうかしてる…。
「楓馬君が駆けつけてくれたおかげで、私はかすり傷で済みました。
犯人も捕まったそうです。
…ごめんなさい。私のせいでこんなことになって」
とはいえ、今の私には頭を下げることしかできない。
その理由を考えていたら、罪悪感も一瞬忘れることができた。
むしろ、償う一歩目として、彼に痛み止めを飲んでもらわなければならない。
そう思うと、会いにくいななんて思いもどこかへ行ってしまっていた。
久しぶりに部屋の扉をノックしに向かった。
「失礼します」
「何か用?」
包帯を巻かれた手足。
見てるだけで痛々しい。
これで痛み止めを拒否するなんて、どうかしてる…。
「楓馬君が駆けつけてくれたおかげで、私はかすり傷で済みました。
犯人も捕まったそうです。
…ごめんなさい。私のせいでこんなことになって」
とはいえ、今の私には頭を下げることしかできない。