緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
たしかに。
神谷さんの言う通り、無理に飲ませようとしたら暴れかねない。
でもやっぱり…。
「楓馬さん。ちょっと大人しくしててください」
「…」
何も返事をしてくれないどころか、ついに背を向けられてしまった。
こうなったら、もう手段何て選んでらんない。
彼の怪我には、私に大きな責任がある。
関係ないと突き放されて帰る訳にはいかない。
痛み止めの錠剤と水を口の中に含んで、彼の口元へと流し込んだ。
口の端から水がこぼれる。それでも、口を離すことは出来ない。
思ったよりも抵抗が無くて、そこは一安心。
…なんだけど。
「ん…」
もう薬も流し込めたし、水も残ってない。なのに、頭を押さえつけられて離してくれない。
神谷さんの言う通り、無理に飲ませようとしたら暴れかねない。
でもやっぱり…。
「楓馬さん。ちょっと大人しくしててください」
「…」
何も返事をしてくれないどころか、ついに背を向けられてしまった。
こうなったら、もう手段何て選んでらんない。
彼の怪我には、私に大きな責任がある。
関係ないと突き放されて帰る訳にはいかない。
痛み止めの錠剤と水を口の中に含んで、彼の口元へと流し込んだ。
口の端から水がこぼれる。それでも、口を離すことは出来ない。
思ったよりも抵抗が無くて、そこは一安心。
…なんだけど。
「ん…」
もう薬も流し込めたし、水も残ってない。なのに、頭を押さえつけられて離してくれない。