緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
3)いつもと違う部屋
ノックをする手が震えた。
この部屋には何度も入ってるのに、すごく緊張する。
ソファーに座ったはいいけど、きょろきょろあちこちを見てしまう。全然落ち着かない。
「挙動不審だよ」
仕方ないでしょ。
同じ部屋で寝泊まりしてるとはいえ、私が使ってるのは部屋の左側。
楓馬君が使ってる右側には足を踏み入れないようにしてる。
踏み入れるとしても、咲さんと一緒に掃除をすることくらい。
楓馬君がいるとなると、それはもう別空間だ。
「だって、よく考えたらここ男の人の部屋だし、なんかそわそわするって言うか…。話って何ですか?」
「あー、それね。
ゆっくり行こうよ。夜は長いんだから。
男の部屋に来ておいて、すぐに帰れる訳ないじゃん。それくらいわかってたでしょ?」
「いや、だから、話があるって言ったから」
流されたら、絶対に危ない。
身体全身が危機感を察知している。
この部屋には何度も入ってるのに、すごく緊張する。
ソファーに座ったはいいけど、きょろきょろあちこちを見てしまう。全然落ち着かない。
「挙動不審だよ」
仕方ないでしょ。
同じ部屋で寝泊まりしてるとはいえ、私が使ってるのは部屋の左側。
楓馬君が使ってる右側には足を踏み入れないようにしてる。
踏み入れるとしても、咲さんと一緒に掃除をすることくらい。
楓馬君がいるとなると、それはもう別空間だ。
「だって、よく考えたらここ男の人の部屋だし、なんかそわそわするって言うか…。話って何ですか?」
「あー、それね。
ゆっくり行こうよ。夜は長いんだから。
男の部屋に来ておいて、すぐに帰れる訳ないじゃん。それくらいわかってたでしょ?」
「いや、だから、話があるって言ったから」
流されたら、絶対に危ない。
身体全身が危機感を察知している。