ス キ ナ ノ
In屋上


『佐藤さんは田中が好きなんだね?』



屋上につくなり、言ってきた圭クン。




「えっ?!違うよ!
あたしが田中を?!
ありえない!!」


必死に否定はしてるけど頬が紅潮してくるのが
自分でも痛いほど分かる


だけど・・・認めたくなくて・・・
必死に話し続けた




「だって・・・
いっつもからかうし
いじめるし・・・
馬鹿にするし!」



『佐藤さんの言い方だと"でもソコが好き"に
聞こえるよ?』



「ち、違うよ!」


あたしがそう言うと
圭クンはふぅ、とため息をついて
話し始めた。


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