御坂くん、溺愛しないで。






駅に着くなりすぐ公園に行ってバスケをすることはせず、一度それぞれ家に帰ることになった。

私はスカートにローファーというバスケができる格好ではないためで、御坂くんはボールを用意してくれるためだ。



「じゃあまた迎えに来ますね」
「公園集合で大丈夫です!」

「ダメです、危ないんで」
「うー」


駅から別々に帰るかと思いきや、私を心配した御坂くんは家まで送ってくれて。

さらには家に帰ってからもまた迎えに来てくれると言うのだ。


「じゃ、じゃあすぐ着替えるんで私の家で待っててください!」

「え…」
「それで私も御坂くんの家に行く!」


そうすれば御坂くんの手間がかからない。

それに今はまだ親が仕事中のため、御坂くんを家にあげることも可能である。

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