御坂くん、溺愛しないで。
その後、何とか御坂くんと帰ることができた私。
さらに夜道が怖いと子供染みたことを言う私のために、家まで送ってくれた。
本当に迷惑ばかりかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいだったけれど、別れ際も御坂くんは優しく微笑んでくれて。
最後の最後までそれに甘えてしまった。
長い一日が終わり、いつもより早くベッドに入った私。
相当疲れていたからである。
寝て起きたら今日の出来事は夢になっているのではないかと思いながら、私は意識を手放していた。