恋の駆け引き~イケメンDr.は新人秘書を手放せない~
「アレ?今、お帰りですか?」
守衛さんに声をかけられた。
こんな時間に出入りするのは、やっぱり怪しいわよね。
「大きな荷物ですね」
「ええ、急な事情で。今までありがとうございました」
何とか取り繕って、頭を下げた。
「いえ、こちらこそ」
不思議そうに、でも笑顔を向けてくれる。
毎朝ここを通るたびに挨拶を交わした守衛さん。
こうして言葉を交わすのも今日が最後なのね。
できることならこんな逃げ出すような辞め方はしたくなかった。
でも仕方ない。
私は後ろ髪を引かれる思いで病院を後にした。
守衛さんに声をかけられた。
こんな時間に出入りするのは、やっぱり怪しいわよね。
「大きな荷物ですね」
「ええ、急な事情で。今までありがとうございました」
何とか取り繕って、頭を下げた。
「いえ、こちらこそ」
不思議そうに、でも笑顔を向けてくれる。
毎朝ここを通るたびに挨拶を交わした守衛さん。
こうして言葉を交わすのも今日が最後なのね。
できることならこんな逃げ出すような辞め方はしたくなかった。
でも仕方ない。
私は後ろ髪を引かれる思いで病院を後にした。