恋の駆け引き~イケメンDr.は新人秘書を手放せない~
「これです」
冷蔵庫から取り出した大きなお皿。
乗っているのは、生クリームで飾り付けられたイチゴのホールケーキ。
「??」
ボスが、ポカンと口を開けている。
「もしかして、忘れてますか?」
「何を?」
「今日、お誕生日でしょ?」
「ああー。そうだった」
完全に頭から消えていたらしく、自分でびっくりしている。
でも、自分の誕生日を忘れてるって事は、今は彼女がいないって事。
居候させてもらっている私として、大変助かる。
だからこそ、せめてケーキぐらいはと思って昨日の夜から準備をしていた。
「31歳のお誕生日おめでとうございます。フーしてください」
ろうそくに火をつけた。
「えー、恥ずかしいな」
って言いながら、でもしてくれた。
「食べます?」
「ああ」
「残ったら会社に持って行きますね。2人じゃ多すぎますから」
「ダメだよ」
へ?
「俺のお祝いだろ」
「でも・・・」
「明日の朝ご飯と夜のデザートにも食べる」
ヤダ、かわいい。
冷蔵庫から取り出した大きなお皿。
乗っているのは、生クリームで飾り付けられたイチゴのホールケーキ。
「??」
ボスが、ポカンと口を開けている。
「もしかして、忘れてますか?」
「何を?」
「今日、お誕生日でしょ?」
「ああー。そうだった」
完全に頭から消えていたらしく、自分でびっくりしている。
でも、自分の誕生日を忘れてるって事は、今は彼女がいないって事。
居候させてもらっている私として、大変助かる。
だからこそ、せめてケーキぐらいはと思って昨日の夜から準備をしていた。
「31歳のお誕生日おめでとうございます。フーしてください」
ろうそくに火をつけた。
「えー、恥ずかしいな」
って言いながら、でもしてくれた。
「食べます?」
「ああ」
「残ったら会社に持って行きますね。2人じゃ多すぎますから」
「ダメだよ」
へ?
「俺のお祝いだろ」
「でも・・・」
「明日の朝ご飯と夜のデザートにも食べる」
ヤダ、かわいい。