恋の駆け引き~イケメンDr.は新人秘書を手放せない~
「ただいま」
「お帰りなさい」

ボスの冷たい手が額に乗せられた。

気持ちいい。

「まだ、熱いな」

うん。

だいぶ良くなってはきているけれど、熱は下がりきっていない。


「どうしてベットに寝てないの?」
リビングのソファーに寝ている私を叱る口調。


「・・・寂しかった」
あれ、私何口走ってるんだろう。


「茉穂?」
空耳だろうか、名前を呼ばれた気がする。


「ベットに行こう。運ぶよ」


それはとっても心地いい夢だった。

どこまでが現実で、どこからが夢なのかもわからない。


目が覚めると朝で、私はボスのベットに眠っていた。
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