薔薇の棘の痛みにキスを、あなたとの日々へ花束を
いつもは心地の良いこの場所が、今はなんだか息苦しさを感じる。
それはメロと私の間に、重い空気が流れているから。

「どんなことがあっても、私は大丈夫。受け止める覚悟はできているわ」
「そうか……」

メロは息を吐いて、ぽつりぽつりと話し始めた。

私とメロの関係。
メロと宗介さんの関係。

そして、メロが猫になった出来事を……
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