一夜からはじまる恋
それでも樹への告白は嘘じゃない。迷いもない。いつか自分の想いが届くようにと願った。

願いを込めながら樹の頬を撫でると樹の瞳から涙が流れた。





「り・・・く・・・」



新しい涙とともに樹の口から聞こえた名前に湊はこれからどうなるのか不安を感じずにはいられなかった。
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