一夜からはじまる恋
湊が樹を運んだのは社長室だった。
樹は初めて社長室に入った。
ソファに樹を下すと湊は慣れた手つきで社長室の冷凍庫から氷を出した。
氷を袋にいれてタオルで包み樹の痛めた足首に当てる。
そういえばもとはお医者さんだって言ってたな。そんなことを思いながら樹が処置を受けていると湊は胸ポケットから携帯電話を出して電話を掛けた。
「親父?俺です。ペア組んでた社員が足を捻挫してしまって、エレベーター使いたいんですけど、何時から使える?」
会長に電話しているとわかった樹は「大丈夫ですから」と小声で言った。
「じっとして」小声で湊が答える。
「・・・了解しました。俺たちは棄権して、2時間後までここで待機します。」
電話を切った湊は
「2時間後じゃないと電源はいらないらしい。ここで待機だな。」
と湊は樹に言った。
樹は初めて社長室に入った。
ソファに樹を下すと湊は慣れた手つきで社長室の冷凍庫から氷を出した。
氷を袋にいれてタオルで包み樹の痛めた足首に当てる。
そういえばもとはお医者さんだって言ってたな。そんなことを思いながら樹が処置を受けていると湊は胸ポケットから携帯電話を出して電話を掛けた。
「親父?俺です。ペア組んでた社員が足を捻挫してしまって、エレベーター使いたいんですけど、何時から使える?」
会長に電話しているとわかった樹は「大丈夫ですから」と小声で言った。
「じっとして」小声で湊が答える。
「・・・了解しました。俺たちは棄権して、2時間後までここで待機します。」
電話を切った湊は
「2時間後じゃないと電源はいらないらしい。ここで待機だな。」
と湊は樹に言った。