一夜からはじまる恋
いわなければよかったと樹が後悔していると
「たいしたことないだろ?箱は重要じゃない。中身が大切なんだ。」
「?」
「この部屋だって別に狭くたっていい。仕事に必要なものさえそろってれば。」
「・・・」
「昔から俺は外側しか見られないからさ。」
ぼーっと氷を見ながら話す湊は寂しそうな顔をしていた。
「ごめん。こんな話する相手じゃないよな。酔っぱらってるのかな。」
そう言って慌てて取り繕う湊に
「私は気を遣うような相手ではありませんから。きっと明日からはお会いするとこもないでしょうし。お会いしても私の場所から社長が見えても、社長からは私なんて見えません。」
樹の言葉に湊は樹を見る。
少し黙ってから湊は話始めた。
「たいしたことないだろ?箱は重要じゃない。中身が大切なんだ。」
「?」
「この部屋だって別に狭くたっていい。仕事に必要なものさえそろってれば。」
「・・・」
「昔から俺は外側しか見られないからさ。」
ぼーっと氷を見ながら話す湊は寂しそうな顔をしていた。
「ごめん。こんな話する相手じゃないよな。酔っぱらってるのかな。」
そう言って慌てて取り繕う湊に
「私は気を遣うような相手ではありませんから。きっと明日からはお会いするとこもないでしょうし。お会いしても私の場所から社長が見えても、社長からは私なんて見えません。」
樹の言葉に湊は樹を見る。
少し黙ってから湊は話始めた。