一夜からはじまる恋
「うんん。大丈夫。ほら、お腹ももう張ってないし。」
と樹が湊の手を自分のお腹にあてる。
「本当だ」
と湊は優しく笑った。
そんな湊に今なら言えるかもしれないと樹が話を切り出す。

「話、してもいい?」と。



湊は待っていたかのように「もちろん」と答えた。結婚式場の駐車場から湊はゆっくり話せるようにと場所を移動してくれた。
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