一夜からはじまる恋
湊は涙を流し始める自分に気づいて待っていたのかと思うくらい泣けてくる。

そんな樹の視界がゆがんでも湊がしっかりと支えてくれていた。

「ありがとう」
樹の言葉に湊は
「いいえ。」
とまっすぐ前をみたまま答えた。




みなとの運転で家に帰りもらった花束を花瓶にいける。

花をいけ終わると湊がなにやらキッチンでエプロンをして料理をしていた。
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