偽恋人からはじまる本気恋愛!~甘美な罠に溺れて~
「一番大切なのは自分の気持ちだ。俺が必ず守ると約束する。君のことが好きなんだ」
一番大切なのは自分の気持ち……。
水城さんの気持ちをまっすぐに向けられて、私は胸の中でモヤモヤしているものが吹っ切れた気がした。
「私も、水城さんのことが好きです」
たったこのひとことを言うだけでものすごく勇気を振り絞った。さっきから止まらないドキドキが最高潮を迎える。
「ああ、よかった!」
パッと水城さんの顔が明るくなり、彼は苦しいくらいに私を抱きしめた。そして、ふっと力が緩まりお互いの視線がぶつかると、自然と唇を寄せ合ってキスをした。
初めてのキスは甘くて、今まで味わったことのない感情で胸がいっぱいになった。ただ触れ合うだけのキスだったけれど、私は真っ赤になりながら震えていた。
「寒いか?」
「違うんです。私、その……キスとか、したことなくて、んっ」
これは夢なんかじゃない。と水城さんに再び口づけられて「はぁ」と短い吐息が口からこぼれた。今度はお互いの熱が行き交うくらいの長いキス。水城さんは呼吸がしやすいように何度も角度を変えて私の唇を甘く啄んだ。
「初めて会ったときも思ったけど、君は本当に可愛いな」
「水城さんも、初めて会ったときも思いましたけど……素敵な人です」
こんな猛烈に恥ずかしいセリフも、今は部屋にふたりきりだから言い合える。私たちだけの世界だ。
一番大切なのは自分の気持ち……。
水城さんの気持ちをまっすぐに向けられて、私は胸の中でモヤモヤしているものが吹っ切れた気がした。
「私も、水城さんのことが好きです」
たったこのひとことを言うだけでものすごく勇気を振り絞った。さっきから止まらないドキドキが最高潮を迎える。
「ああ、よかった!」
パッと水城さんの顔が明るくなり、彼は苦しいくらいに私を抱きしめた。そして、ふっと力が緩まりお互いの視線がぶつかると、自然と唇を寄せ合ってキスをした。
初めてのキスは甘くて、今まで味わったことのない感情で胸がいっぱいになった。ただ触れ合うだけのキスだったけれど、私は真っ赤になりながら震えていた。
「寒いか?」
「違うんです。私、その……キスとか、したことなくて、んっ」
これは夢なんかじゃない。と水城さんに再び口づけられて「はぁ」と短い吐息が口からこぼれた。今度はお互いの熱が行き交うくらいの長いキス。水城さんは呼吸がしやすいように何度も角度を変えて私の唇を甘く啄んだ。
「初めて会ったときも思ったけど、君は本当に可愛いな」
「水城さんも、初めて会ったときも思いましたけど……素敵な人です」
こんな猛烈に恥ずかしいセリフも、今は部屋にふたりきりだから言い合える。私たちだけの世界だ。