偽恋人からはじまる本気恋愛!~甘美な罠に溺れて~
「今日から君は正式に俺の恋人だ。けど、あまり性急に事を進めたくない。君のことが大切だから、ゆっくり歩んでいきたいんだ」
今の私はキスを交わすだけで精いっぱいだ。たぶん、水城さんはそんな私を理解してくれている。好きな人から大切にされている喜びに、私は自然と笑みがこぼれた。
「その代わり、頼みがある」
「頼み?」
「このまま明日の朝まで添い寝してくれないか?」
そ、添い寝!? でも、恋人になったんだし……私だって、まだまだ彼と一緒にいたい。
私は迷うことなく、その頼みにゆっくり頷いた。
まさか、このベッドで水城さんと一緒に寝ることになるなんて……。
先にシャワーを浴びて、入れ替わりで水城さんがシャワールームへ行くと、しんと部屋が静まり返った。目の前のダブルベッドにふたりで添い寝している姿を想像して、再びうるさく鳴り響く鼓動だけが聞こえる。
彼がシャワーを浴びている間にバッグの中からスマホを取り出して見てみると、何度も優香からメールや着信が来ていた。
水城さんに全部話を聞いて、しかも本当に恋人同士になっちゃったなんて……あ~なんて説明しよう。
今の私はキスを交わすだけで精いっぱいだ。たぶん、水城さんはそんな私を理解してくれている。好きな人から大切にされている喜びに、私は自然と笑みがこぼれた。
「その代わり、頼みがある」
「頼み?」
「このまま明日の朝まで添い寝してくれないか?」
そ、添い寝!? でも、恋人になったんだし……私だって、まだまだ彼と一緒にいたい。
私は迷うことなく、その頼みにゆっくり頷いた。
まさか、このベッドで水城さんと一緒に寝ることになるなんて……。
先にシャワーを浴びて、入れ替わりで水城さんがシャワールームへ行くと、しんと部屋が静まり返った。目の前のダブルベッドにふたりで添い寝している姿を想像して、再びうるさく鳴り響く鼓動だけが聞こえる。
彼がシャワーを浴びている間にバッグの中からスマホを取り出して見てみると、何度も優香からメールや着信が来ていた。
水城さんに全部話を聞いて、しかも本当に恋人同士になっちゃったなんて……あ~なんて説明しよう。