似た者同士の恋物語
☆ミ
☆
「……お騒がせしました」
手にした高級チョコの詰め合わせを
ソファーに並んで座ってる
つむぎちゃんと倖お兄ちゃんに差し出し
深く頭を下げる
羞恥心で真っ赤になりながらも
一連の出来事が全部
私の勘違いだった事をふたりに告げて
先輩とは両思いだったこと
ちゃんと思いを伝えて
先輩と付き合う事になったことを報告した
「ういちゃんが泣かないで済む結果になって嬉しい」
あれだけ振り回されたのに
つむぎちゃんは文句のひとつも言わず
自分の事のように表情をほころばせて
優しい言葉を向けてくれる
「良かったね」
からかわれるか呆れられるかのどっちかだと思っていた倖お兄ちゃんも
返ってきたのは優しい眼差しで
ふたりのその優しさに思わず泣きそうになる
「……お騒がせしました」
手にした高級チョコの詰め合わせを
ソファーに並んで座ってる
つむぎちゃんと倖お兄ちゃんに差し出し
深く頭を下げる
羞恥心で真っ赤になりながらも
一連の出来事が全部
私の勘違いだった事をふたりに告げて
先輩とは両思いだったこと
ちゃんと思いを伝えて
先輩と付き合う事になったことを報告した
「ういちゃんが泣かないで済む結果になって嬉しい」
あれだけ振り回されたのに
つむぎちゃんは文句のひとつも言わず
自分の事のように表情をほころばせて
優しい言葉を向けてくれる
「良かったね」
からかわれるか呆れられるかのどっちかだと思っていた倖お兄ちゃんも
返ってきたのは優しい眼差しで
ふたりのその優しさに思わず泣きそうになる