似た者同士の恋物語
「…」



ど、どうしよう……


つい頷いちゃったけど……


…すぐ隣に先輩



先輩の言う通り折りたたみで傘が小さいから
さっきから何回も肩がぶつかる



……近い、近いよ……っ



……私、汗くさくないかな?

髪型とか服装とか大丈夫かな

顔、赤くなってない?
ばれないかな


色んな心配が頭をめぐる


こんなことならもっとちゃんと確認しておけばよかった



「ごめん。何度もぶつかってるね」

「い、いえ…大丈夫です」

「濡れてない?大丈夫?」

「…わ、私より先輩の方が…」



先輩は私が雨に濡れないようにかなりこっちに傘を傾けてる

そのせいで先輩の外側の肩はびしょ濡れ
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