似た者同士の恋物語
♪~
…
♪~♪
…
「……はぁい」
『はぁい……じゃなくてさ。うい』
絶対お説教されるだろうなと思って
しばらく着信を無視したけど、その音は止まらず
諦めて電話に出ると、案の定
呆れたような声が返ってきた
『……まったく
何の進展もないまま夏休みに入る気?』
「う」
ぐさ
『夏休みに入ったらしばらく会えないんでしょ?』
「うぅ……」
ぐさ
『……先輩。夏休み中にとられちゃったらどうするの?』
ぐさり
的確に胸に突き刺さってくる言葉
「……かさね……ひどい……」
『でも、本当の事でしょ?』
「うぅぅ……っ」
うめく私にかさねは少し声を柔らかくして
慰めるように言った
…
♪~♪
…
「……はぁい」
『はぁい……じゃなくてさ。うい』
絶対お説教されるだろうなと思って
しばらく着信を無視したけど、その音は止まらず
諦めて電話に出ると、案の定
呆れたような声が返ってきた
『……まったく
何の進展もないまま夏休みに入る気?』
「う」
ぐさ
『夏休みに入ったらしばらく会えないんでしょ?』
「うぅ……」
ぐさ
『……先輩。夏休み中にとられちゃったらどうするの?』
ぐさり
的確に胸に突き刺さってくる言葉
「……かさね……ひどい……」
『でも、本当の事でしょ?』
「うぅぅ……っ」
うめく私にかさねは少し声を柔らかくして
慰めるように言った