似た者同士の恋物語


……て言うか


どうせなら俺が三崎につけてみたい



「……俺がつけてもいい?」

「……え?あ、はい……」


まだ少し呆然としてる三崎の手から
ネックレスを取って、三崎の首に手を回す


……
…………意外と、むずいな……


留め具がなかなかうまくはまらず、手こずる


……女子向けのアクセって
小さくて細くて繊細な作りのものが多いなとは思ってたけど
つけるのがこんなに大変だとは……


「…」


格闘の末
なんとか無事にネックレスをつけることが出来た




じっと
それをつけた三崎を眺めて、ひとり頷く


「うん。…似合ってる」



可愛らしいデザインのそのネックレスは
つける人によっては幼く見えるかもだけど

良い意味で三崎には合ってるって思った


まるでそこにあるのが当たり前のようにしっくりくる
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