幕末パラレル物語
沖田side
暖かくなってきた季節だからか、いつもより木材の匂いがたつ道場。
少し短めの木刀を天李ちゃんに渡すと、天李ちゃんは眉をひそめた。
「あの、私…刀は苦手なんだけど」
「あー大丈夫大丈夫」
面倒で、適当に流す。
どうせすぐ負けるんだから関係ないじゃん。
ていうか刀じゃなくて木刀だし。
そこに、ブォンブォンという風の音が聞こえた。
振り返ると、近藤さんが普通の倍以上もの大きさの木刀を持って素振りをしている。
それはそれはもう、楽しそうに。
暖かくなってきた季節だからか、いつもより木材の匂いがたつ道場。
少し短めの木刀を天李ちゃんに渡すと、天李ちゃんは眉をひそめた。
「あの、私…刀は苦手なんだけど」
「あー大丈夫大丈夫」
面倒で、適当に流す。
どうせすぐ負けるんだから関係ないじゃん。
ていうか刀じゃなくて木刀だし。
そこに、ブォンブォンという風の音が聞こえた。
振り返ると、近藤さんが普通の倍以上もの大きさの木刀を持って素振りをしている。
それはそれはもう、楽しそうに。