幕末パラレル物語
天李side


土方さんの言葉にとりあえずほっとした。


でもさっきのは恥ずかしかった…。


だからやりたくなかったのに。


ほんと、木刀なんて卑怯よ。


力がないのはもともとなんだからしょうがないじゃない。


近藤さん、どうやったらあんなもの振り回せるのかしら。


私、剣術は専門外なのに…。


「とりあえずお前は、幹部の部屋で過ごせ。幹部以外にはお前の存在を知られないようにするからな。勝手に出ることは許さない」


「え」

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