幕末パラレル物語
「…おい、聞いてんのか」
「いいえ」
正直に答えると、土方さんは顔をしかめた。
けれど、文句を言うのはやめたようで、ため息をついて汗を拭っただけだった。
土方さんも暑さに弱いのかもしれない。
いつもの威勢がない。
「…芹沢は奥沢からお前の情報を聞き出した。これを利用する…俺たちが敵対しあってるのは知ってるな?」
「つまり?」
「いいえ」
正直に答えると、土方さんは顔をしかめた。
けれど、文句を言うのはやめたようで、ため息をついて汗を拭っただけだった。
土方さんも暑さに弱いのかもしれない。
いつもの威勢がない。
「…芹沢は奥沢からお前の情報を聞き出した。これを利用する…俺たちが敵対しあってるのは知ってるな?」
「つまり?」