君のとなりで恋をします。─上─
「……あ、ちょっと待って。」
呼び止められて振り返ると、手に何かの紙を握らされる。
「…4名様招待?」
長方形の紙に、大きくバスケットボールの絵が書かれている。
「それ…バスケの試合観戦のチケット…。
松井に貰ったんだけど、明日…暇?」
ほんの少し照れたように目を逸らして、そう言った柊吾。
ま、まさかコレはデートのお誘い!?
…柊吾からの誘いを断る理由なんて、あるわけない。
暇です!世界一暇です!
めっちゃナイスだよ、まっつん(松井)!!
まっつんに感謝!
まっつん様様!万歳!