君のとなりで恋をします。─上─
「…おい──────……」
「しっかりしなよ。」
「…は?」
唐突すぎる発言に首を傾げる桜河を他所に、私はそのまま言葉を続けた。
「夜更かししないで、朝は早く起きる。
遅刻もサボりもできるだけしないように…
あと、面倒でも髪くらいセットしなよ。
それから、お腹出して寝ないように──… 」
「…おい、なんだよ急に。」
不自然なほど話し続ける私に、桜河は若干の戸惑いを見せる。