君のとなりで恋をします。─上─
私が桜河にあんな顔させたんだよね…
だけど…何を間違えたのかなんて、私にはわからなくて…
────『二人だけで会うのはやめよう。』
桜河と二度と会わないなんて言った覚えはない。
そりゃあ、もちろん私だって…
当然のようにお互いの部屋を行き来したり、相談に乗ったり乗ってもらったり…
一緒にゲーム出来なくなるのは寂しいけど…
ただ、今までの近すぎた関係を、‘普通の幼馴染み’に戻そうとしただけ。
そうすることで、いつかお互いのためになると思ったから。
なのに、どうしてあんなに…