ひとみ
Heart3
ライバル女は天然チャン
季節が流れて11月になった。
あの、夏の日からあたしは、三人の家へ行っていなかった、というか行きづらかった。
真紀や優花に言われても、友遊の活動にはしばらく出ないようにしていた。
隼人とは廊下であったりするけど、当たり前のように目はあわないし、会話なんてなにもなかった。
「夏実は今年のクリスマスどうするの?」
あたしの嫌いな季節が今年もやってきた。
真紀に聞かれて、あたしは困った。
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