ひとみ



あたしは大きなソファーに座るよう促され、端っこにちょこんと座っていた。



すると、コーヒーを淹れた隼人くんが目の前に座って、あたしの目を見た。



「なっちゃん、」



あまりに真剣な瞳に、あたしは思わず息をのんだ。



「無理にとは言わない。なっちゃんの都合がいい日だけでいいんだ。俺たちの夕飯作ってくれないかな!?」



・・・はい?



夕飯?



すると、玄関の方で音がした。




.
< 43 / 134 >

この作品をシェア

pagetop