ひとみ




その日。あたしは五十嵐さんと電話をしていた。



「あんなこと、しちゃっていーんですかっ?」



すると、電話の相手はこういった。



{あの役は俺にしかできない。}






あたしは五十嵐さんに別れを告げて眠りについた。



まだ胸の高鳴りが止まないな。



あたしたちはまだ何も知らない。






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