【番外編 完】愛を知らない彼
少しずつ2人の部屋に2人のものが増えていく日々に、幸せいっぱいだった。
相変わらず、康介さんは仕事が忙しそうだったけど、一緒に暮らすようになって、毎日顔を合わせることができるから、なんの不満もなかった。
「千花、来週から1週間、イギリスに出張することになった。留守の間、いい子で待っていてね」
「もう、いい子だなんて子どもじゃないんだから。でも、ちょっと寂しいなあ。康介さん、頑張ってきてね」
康介さんが出張に行く月曜日になった。
「気をつけて行ってきてね」
「ああ。千花も仕事頑張って。お土産、楽しみにしてて」
「ありがとう。いってらっしゃい」
そう言うと、康介さんは私をぎゅっと抱きしめて、優しくキスをした。
「行ってきます」
パタンと閉じた玄関に、なんとなく寂しさを覚えつつ、私も出勤の準備を始めた。
相変わらず、康介さんは仕事が忙しそうだったけど、一緒に暮らすようになって、毎日顔を合わせることができるから、なんの不満もなかった。
「千花、来週から1週間、イギリスに出張することになった。留守の間、いい子で待っていてね」
「もう、いい子だなんて子どもじゃないんだから。でも、ちょっと寂しいなあ。康介さん、頑張ってきてね」
康介さんが出張に行く月曜日になった。
「気をつけて行ってきてね」
「ああ。千花も仕事頑張って。お土産、楽しみにしてて」
「ありがとう。いってらっしゃい」
そう言うと、康介さんは私をぎゅっと抱きしめて、優しくキスをした。
「行ってきます」
パタンと閉じた玄関に、なんとなく寂しさを覚えつつ、私も出勤の準備を始めた。