【番外編 完】愛を知らない彼
それだけ赤ちゃんの誕生を楽しみにしてくれてるってことなんだろうけど……
「僕はちゃんと親になれるんだろうか?」
って、たまに弱気になる。
それは、康介さんの生い立ちを考えれば仕方がないのかもしれない。
「大丈夫だよ。康介さんはこんなに優しくて、私をすっごく愛してくれる素敵な旦那様だもの。そんな康介さんだから、絶対にいいパパになるよ」
そう言って、康介さんの頭を抱き寄せると、
「ありがとう。千花がそう言ってくれると安心する」
って、頭を擦りよせてくる。
こんな甘えん坊な一面を見ると、なんだかくすぐったくなる。
「私、康介さんと家族になれて本当によかった。赤ちゃん、楽しみだね」
「千花、それは僕のセリフだよ。僕に家族を増やしてくれてありがとう。千花も子どもも、絶対に幸せにするよ」
改めて幸せを実感した。
父親になることを不安に思っていた康介さんが、子煩悩で時には子どもに嫉妬して私を独占したがるのは、もう少し先のこと。
END
「僕はちゃんと親になれるんだろうか?」
って、たまに弱気になる。
それは、康介さんの生い立ちを考えれば仕方がないのかもしれない。
「大丈夫だよ。康介さんはこんなに優しくて、私をすっごく愛してくれる素敵な旦那様だもの。そんな康介さんだから、絶対にいいパパになるよ」
そう言って、康介さんの頭を抱き寄せると、
「ありがとう。千花がそう言ってくれると安心する」
って、頭を擦りよせてくる。
こんな甘えん坊な一面を見ると、なんだかくすぐったくなる。
「私、康介さんと家族になれて本当によかった。赤ちゃん、楽しみだね」
「千花、それは僕のセリフだよ。僕に家族を増やしてくれてありがとう。千花も子どもも、絶対に幸せにするよ」
改めて幸せを実感した。
父親になることを不安に思っていた康介さんが、子煩悩で時には子どもに嫉妬して私を独占したがるのは、もう少し先のこと。
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